猫の避妊と去勢手術は必要なの?

 

猫の飼い方~はじめて猫を飼う前に知っておくこと~

今回は猫の避妊と去勢についてです。

MEMO
避妊と去勢の違いを簡単にまとめると・・・

男の子は去勢女の子は避妊となります。

避妊、去勢手術をするか、しないかは、すべての飼い主さんが悩む問題です。子供を産ませるか、産ませないか、デリケートな問題になってきますね。

なぜ、避妊、去勢が必要なの?

メス猫は生後半年過ぎると発情を迎えます。発情期になると、うるさく鳴いたり、まとわりついたりしてきますのですぐに気づきます。この時期に交尾をしてしまうと、約2か月で子猫が産まれますが、望まれずに生まれてきた子は不幸な生涯を送ることになりかねません。

避妊をすることによって病気を予防できます。乳がん、子宮蓄膿症などの病気の発生率を下げます。卵巣を取り除くため卵巣に起きる病気を予防できます。メス猫特有の病気には命にかかわる重たい病気も多いです。そのため、避妊手術を進める理由になります。

オス猫は性成熟すると、おしっこをあちこちにかけて回る行動や、テリトリー意識からほかの猫とのケンカが増えてきます。猫エイズはケンカによる噛み傷によって感染することが多い病気です。この病気にはワクチンも治療法もありません。

去勢をすることによって精巣を取り除くため、精巣などの病気を予防するだけでなく、オス同士のケンカが少なることで、猫エイズなどのリスクも軽減されます。

MEMO
子宮蓄膿症とは・・・子宮蓄膿症は1歳程度の若い年齢でなることもありますが、多くは5歳以降に見られる病気です。メス猫の子宮に細菌が感染することで炎症が起こり、子宮内に膿がたまる病気です。

猫エイズとは・・・発症すると、体外から細菌やウイルスなどの異物が侵入したとき、異物から守る働きをしているのは、白血球などの免疫細胞です。免疫細胞を製造している骨髄などに感染し、細胞を破壊します。新たな免疫細胞を作ることができなくなり、体の免疫機能がどんどん低下し、最終的にはウイルスや細菌、がん細胞に負けて、死に至ります。

猫の去勢・避妊の時期は?

オス猫は、生後6か月前後で行います。オス猫の尿スプレーは、生後6か月以降に覚え始めるといわれていますが、尿スプレーを覚える前に去勢手術を行うのがいいと思います。

メス猫の避妊手術も約生後6か月ですね。我が家の猫はオスもメスも生後6か月で手術を受けました。

猫の避妊・去勢手術の費用は?

猫の去勢手術の費用はだいたい15.000-20.000円です。避妊手術20.000-25.000円くらいが相場だと思います。各動物病院によって費用は違うと思います。術前検査や、抜糸代などがかかってくる動物病院もあると思いますので、事前に動物病院に確認しましょう!捨て猫の場合は地域で補助金がでる場合もありますので、確認してもいいと思います。

 

ちなみに我が家の空き地にいる猫ちゃんは3回出産しました。ほんとにもうどうにもならなくて、里親を探しても、探しても、次から次へと出産するので、補助金を少しもらい避妊手術を行いました。

室内飼いだから去勢・避妊は必要ないの?

猫はいつ、どのタイミングで脱走するかわかりません。非常事態が起きた時の事態を予想し、対策をしておくことをおすすめします。発情期の精神的なストレス、尿スプレー、昼夜問わず泣き続ける、様々な病気、こういったこともすべてのことを含めての去勢・避妊手術です。

病気の予防に関しては、特にメス猫には避妊手術は、とてもいい選択肢だと思います。

猫の去勢・避妊手術のまとめ

 

猫の去勢・避妊手術は確かにメリットばかりではありませんが、すべてのことを含めたうえで、メリットが多いと思います。飼い主さん、飼い猫さんにとってお互いがいい選択肢です。

手術をするか、しないかは飼い主さんの判断です。人間の勝手な判断で去勢・避妊をすることは反対だ。という意見もありますが、去勢・避妊をしないがためにどんどん出産し、たくさんの猫が殺処分されています。

オス猫は、出産をするわけではないですが、問題行動により、保健所に連れて行かれる子もたくさんいます。防ぐにはやはり去勢・避妊手術がどうしても必要だと思います。人間、動物にとってもお互いが良くいれるようにする。病気を防ぐためにも去勢・避妊手術をしましょう。

不安であれば、動物病院の先生に納得いくまで相談しましょう。みなさんの考えが、殺処分を減らすことになると思います。

猫の飼い主さんが正しい知識を身につけ、去勢・避妊手術について、理解していただき、少しでも多くの人に伝わればと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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